これは何かというと?「たいらぎ」
貝柱というと、北海道では帆立だけど、
九州、特に有明海沿岸では貝柱は「たいらぎ」
この「たいらぎ」私が来た5年前までは、
大連でも普通に露天で売っていました。
安い!たくさん食べれる!感激したけど、結構下処理はとても面倒。
遠浅の漁場は、有明海と良く似ているので、
魚介類も大連と有明沿岸の海産物はほとんど一緒のような気がします。
でもさすがにムツゴロウはいない・・・・よね。
特に海域が違う金州の魚介類は、大連市の魚介類と種類が違って、
より有明海の魚介類と似てる。
いそぎんちゃく(食用)を食べる所って、
日本でも少ないと思うけど、
有明海沿岸、柳川の地魚料理の店で食べたいそぎんちゃくが、
金州の料理屋にも並んでいた。
えーーっ、イソギンチャク食べるの?
と言われそうだから、大きな声では言えないけど、
かなり美味しい(こりこりしてて)
実家に冬帰ると、絶対食べるのが、このたいらぎの「貝柱」!
ではなくて・・・・
たいらぎの貝柱を取り除いた残りの「わた」と久留米の地元で呼ばれるもの。
昔は値段がつかないくらい安かったけど、
最近は貝柱と変わらないくらいの値段。
でも・・・今年はたいらぎが豊漁とかで、小さめのがすごく安かった。
貝柱共、全部で500円。
貝柱(右)とわた(左)
帆立の貝柱より硬くて、歯ごたえがある。バター炒めにしたり焼いて食べても美味しい。
連続で3日間食べたので満足。
それにしてもあんなに売っていた[たいらぎ]が最近見かけないのは、
やはり大連の漁場もちょっと異変が起きているのかな。
実家では、里芋と、この「わた」を入れたお味噌汁が定番で、
甥が3歳くらいの頃、
兄が「これはお魚のおちんちんなんだよ」と甥に教えているのを聞いて、
兄嫁「親がそんなでたらめの嘘を教えてどうするんですか!」
と、いつもはおとなしい兄嫁が、
かなり真面目に怒っていたのを思い出した。
最近は実家の久留米でも殻付きのまま売ってるの殆ど見ません。